Web Guide
Web集客の教科書
ホームページからの問い合わせを増やす7つの改善法|CVR3倍を実現する導線設計
「ホームページに数十万円かけたのに、月の問い合わせが1件もない」「アクセス自体は伸びているが、問い合わせフォームまでたどり着いてくれない」。熊本の中小企業オーナー様から、この1年で最も多く寄せられるご相談です。結論から申し上げれば、問い合わせが伸びない原因のほぼ全ては、デザインの良し悪しではなく「導線設計」の失敗にあります。
本記事では、CREVIAが熊本の士業・クリニック・飲食・美容・小売の支援現場で確認した「問い合わせが増えるホームページ」の共通構造を、CTA・フォーム・コピー・モバイル対応の4軸で整理しました。読み終えたときに「明日から自社サイトのどこを直すか」が明確になる構成にしてあります。
SECTION 01
問い合わせが来ないホームページに共通する7つの原因
制作費に数十万円かけても問い合わせが月1件未満という状態は、決して珍しくありません。CREVIAが熊本市・合志市・菊陽町・八代市で支援した経験では、相談時点で月間問い合わせが0から2件だったサイトの大半が、デザインそのものは整っていて見栄えに大きな問題はないケースでした。問題は「導線」と「文脈」にあり、訪問者が行動を起こすための階段が用意されていないのです。
CTAボタンが見つからない・弱い
最も多い原因が、CTA(行動喚起)ボタンの存在感不足です。CTAとは「お問い合わせはこちら」「無料相談する」などのボタンで、訪問者を次の行動に進める起点になります。グレーや薄い水色のCTAボタンが背景に溶け込んでいる、ファーストビューにCTAが配置されていない、ボタンが小さくスマートフォンでタップしづらい。こうした状態のサイトは、訪問者の関心が最も高まった瞬間に行動の入り口を提示できず、機会を逃します。
フォームの入力項目が多すぎる
問い合わせフォームに会社名・部署・電話・住所・業種・従業員数・予算と並ぶ構成のサイトは、CVRが大きく下がる傾向があります。CREVIAが支援した経験では、項目を10項目以上から3項目に絞り込んだだけで問い合わせ数が約2倍に伸びたケースが複数あります。フォームは訪問者の最後の障壁であり、心理的負担を最小化することが最優先です。
「誰に向けたサービスか」が伝わっていない
「すべての人にお勧めします」「あらゆる業種に対応します」という汎用的な訴求では、誰の心にも刺さりません。熊本の開業税理士向けのホームページ制作と、飲食店向けのMEO対策では、必要な機能・デザイン・コピーがまったく異なります。ターゲットを限定することで、訪問者は「自分のためのサービスだ」と感じ取り、問い合わせ意欲が上がります。
信頼性が薄い(実績・顔写真・会社情報)
実績数や事例の掲載がない、経営者やスタッフの顔写真がない、会社情報の所在地と電話が見当たらない。こうしたサイトでは、訪問者は「本当にこの会社に依頼して大丈夫か」という心理的障壁を越えられません。熊本県内250社以上を支援したCREVIAの経験では、信頼要素を3点以上明示するだけで、フォーム到達率が大きく改善する傾向があります。
スマートフォン表示が不便
現在の中小企業サイトのスマートフォン流入は全体の6割から7割を占めます。にもかかわらず、PCを優先設計したまま放置しているサイトが多く、モバイルでフォームが横スクロールを必要としたり、ボタンが小さくタップしづらかったりします。スマートフォン側の体験が悪いと、CVRは想像以上に下がります。
ページ読み込みが遅い
大容量の画像、未圧縮の動画、無駄なJavaScriptプラグインの積み重ねで、ページ読み込みが3秒を超えるサイトは、訪問者の離脱率が急上昇します。Googleの公開データでも、読み込みが1秒遅れるごとにコンバージョン率が低下することが報告されています。Core Web Vitals(LCP・FID・CLS)の3指標を整えるだけで、CVRが改善するケースは多くあります。
問い合わせ後の流れが見えない
「送信した後どうなるのか」が明示されていないフォームは、訪問者を不安にさせます。「24時間以内に担当者からメールでご連絡いたします」「営業時間内にお電話差し上げます」という一文がフォーム周辺にあるかどうかで、送信ボタンを押す心理的ハードルが大きく変わります。
問い合わせが伸びない原因は単一ではなく、CTA・フォーム・コピー・信頼・モバイル・速度・フォロー期待値の7要素の積み重ねです。1要素でも欠けると、他要素の改善効果が打ち消されます。
SECTION 02
CVRの基本構造とホームページが果たすべき役割
CVRはConversion Rateの略で、計算式は「問い合わせ数 ÷ 訪問者数 × 100」です。月間1,000人がホームページを訪れ、そのうち10人が問い合わせをした場合、CVRは1.0%となります。この数値が高いほど、サイトの導線設計が機能していることを意味します。
業種別のCVRベンチマーク
業種によってCVRの目安は異なります。士業(弁護士・税理士・社労士)は2から5%、クリニックは3から8%、美容室は1から3%、飲食店は0.5から1.5%、小売・雑貨は0.3から1.0%程度が一般的です。CREVIAが熊本のクライアントで実測したデータでも、おおむねこのレンジに収まっています。自社のCVRがこの目安の下限を下回っている場合、まず導線設計の見直しが必要です。
CVRはアクセス数より優先度が高い
アクセス数を伸ばす施策(SEO・MEO・広告)に注力する前に、CVRを改善する方が投資効率は高くなります。CVRが0.3%のサイトに月1,000人を集めても問い合わせは3件ですが、CVRを1.5%まで上げてから集客すれば同じ1,000人で15件になります。集客費用をかけるほど、CVRの差は売上に直結します。
CVRを構成する4つの要素
CVRは大きく4要素に分解できます。第一に「ファーストビューの離脱率」で、3秒以内に興味を持たせられるか。第二に「中間離脱率」で、サービス内容を理解した後にフォームへ進むか。第三に「フォーム到達率」で、CTAをクリックしてフォーム画面に到達するか。第四に「フォーム完了率」で、入力を最後まで完遂し送信ボタンを押すか。この4段階のどこにボトルネックがあるかを把握することが、改善設計の出発点です。
CVR測定にはGA4とサンクスページが必須
CVRを継続的に計測するには、Google Analytics 4(GA4)でコンバージョンイベントを設定する必要があります。問い合わせ送信完了後に表示される「サンクスページ」の閲覧をコンバージョンとして登録すれば、月次・週次でCVRの推移が確認できます。サンクスページがないサイトでは、そもそも改善の効果測定ができません。
SECTION 03
問い合わせを増やすCTA設計の3原則
CTAボタンは「興味」を「行動」に変換する装置です。ここでの設計の精度が、CVRを大きく左右します。CREVIAが熊本のクライアントで効果を確認してきた3原則を整理します。
- 01
配置はファーストビュー・本文中・末尾の3点固定
CTAを1か所しか置かないサイトは、訪問者の関心が高まったタイミングを取り逃します。ファーストビュー(最初の興味)、本文中(理解後の検討段階)、末尾(読了後の決断段階)の3点に固定配置することで、どの段階の訪問者も行動に移せます。実際の改修案件で、1か所配置から3か所配置に変えただけで問い合わせ数が約1.8倍に伸びた事例があります。
- 02
文言はベネフィット直結型に書き換える
「お問い合わせはこちら」という汎用文言は、訪問者にとって何が得られるか不明です。「無料で集客課題を診断する」「月の問い合わせを3倍に増やす方法を知る」のように、行動した結果のメリットを明示する文言に書き換えると、クリック率が上がります。動詞は「相談する」「申し込む」「診断する」など能動的な動詞を選びます。
- 03
デザインは色・サイズ・余白の3点で目立たせる
色はページ内で他に使われていないアクセントカラーを選び、背景に埋もれない明度差を確保します。サイズはスマートフォンのタップしやすさを基準に高さ48px以上、できれば56px以上を確保します。余白はボタンの周囲に上下24px以上を取り、視線が自然にボタンへ向かう動線を作ります。
- 04
マイクロコピーで不安を先回り解消する
CTAボタンの直下に「無料・1分で完了・営業電話なし」のような短いフレーズを添えることで、心理的障壁が下がります。クリックする前の最後の迷いを解消する一行が、CVRを底上げします。
- 05
スクロール追従ボタンを併用する
モバイル画面の下部に常時表示される「追従CTA」を実装することで、長文ページでも訪問者の行動機会を逃しません。固定配置は邪魔にならない高さ48px程度に抑え、本文の読みやすさとのバランスを取ります。
SECTION 04
問い合わせフォームを最適化する5ステップ
フォームは訪問者にとって最後の関門です。ここでの体験が悪いと、せっかくの興味も離脱に転じます。CREVIAが熊本のクライアント改修で効果を確認した5ステップを整理します。
- 01
入力項目は3から5項目に絞る
必須項目は「氏名」「メールアドレス」「お問い合わせ内容」の3項目に絞り、任意項目を加える場合も合計5項目以内に抑えます。「電話番号」「企業名」は任意にしておくと、訪問者の入力負荷が下がります。CREVIAが支援した案件で、項目を10から3に削減しただけでフォーム完了率が約2倍に伸びた事例があります。
- 02
入力UIをラジオボタン・セレクトで簡略化
自由記述は最小限にし、選択肢が決まっている項目はラジオボタンやセレクトボックスで提供します。スマートフォンのテキスト入力は負担が大きいため、選択式に置き換えるだけで完了率が上がります。例えば「ご相談内容」を「ホームページ制作・MEO対策・SEO対策・その他」の4択にすると、入力時間が短縮されます。
- 03
エラーメッセージは具体的に書く
「エラーが発生しました」では原因が分からず、訪問者は離脱します。「メールアドレスの形式が正しくありません。例: name@example.com」のように、何を直せばよいかを具体的に示します。入力欄ごとにリアルタイムでエラー表示するインラインバリデーションを実装すると、送信失敗が減ります。
- 04
送信後はサンクスページに遷移させる
送信完了画面を独立したURLのサンクスページとして用意することで、訪問者は「無事送信できた」と安心でき、GA4でコンバージョン計測も可能になります。サンクスページには「24時間以内にご連絡いたします」という案内と、関連記事へのリンクを配置すると、ユーザー体験がさらに向上します。
- 05
確認画面と自動返信メールで安心感を上げる
送信前の確認画面で入力内容を再確認できるようにし、送信後に自動返信メールを即送信することで、訪問者の不安を解消します。自動返信メールには問い合わせ内容の控えと、担当者からの返答予定時刻を明記すると、信頼感が上がります。
SECTION 05
コピーライティングで問い合わせを引き出す4技術
ホームページのテキスト(コピー)は、訪問者の心理を行動へ動かす最重要要素です。CREVIAが熊本のクライアント案件で効果を確認した4技術を整理します。
技術1:ターゲットの悩みを「そのままの言葉」で言語化する
「このサービスは自分のためのものだ」と訪問者に感じさせるには、ターゲットが日常で使っている言葉で悩みを書き起こすことが効果的です。例えば、開業税理士向けに「新規顧客が増えない」と書くより、「開業して半年、紹介以外の顧問先が増えず、夜中に集客を検索している」と書く方が刺さります。具体的な状況描写があると、訪問者は自分のことを言われていると感じ、読み進めます。
技術2:「今すぐ行動すべき理由」を添える
訪問者には「あとで考えよう」という後回し心理が必ず働きます。これに対抗するため、行動を促す「理由」を添えます。「ゴールデンウィークまでのご依頼で構成相談無料」(期間限定)、「毎月先着3社まで特別価格」(数量限定)、「来月から料金改定予定」(価格改定予告)のように、今行動する具体的なメリットを明示します。期間や数量は事実ベースで設定し、誇大表現は避けます。
技術3:実績・事例・顔写真で信頼を積み上げる
信頼構築の3要素は「数字」「事例」「人の顔」です。「熊本県内250社の支援実績」「ホームページ制作150社以上」のような数字での実績、「飲食店A様で問い合わせが月3件から15件に伸びた」のような具体事例、経営者やスタッフの顔写真の3点をセットで掲載することで、訪問者の不安が下がります。匿名運営のサイトと顔出しサイトでは、問い合わせ意欲に大きな差が出ます。
技術4:Q&Aで「最後の疑念」を先回り解消する
訪問者が問い合わせ直前に抱く疑念は、業種ごとにほぼ共通しています。「本当に効果があるのか」「制作期間はどのくらいか」「総額でいくらかかるのか」「契約後のサポートはあるのか」。これらをFAQセクションで先回りして答えることで、最後の心理的障壁が消えます。1問あたり200から300字の回答を、6から8問用意することが目安です。
SECTION 06
業種別の最適配分マトリクスと運用指針
業種によって、CTA設計・フォーム項目・コピーの優先順位が異なります。CREVIAが熊本県内で支援した経験から、業種別の最適配分を整理します。
| 業種 | CVR目安 | CTA優先配置 | フォーム項目数 | 主要導線 |
|---|---|---|---|---|
| 士業 | 2-5% | 本文中+末尾 | 3-4項目 | 無料相談 → 面談予約 |
| クリニック | 3-8% | ファーストビュー | 3項目+日時希望 | 初診予約フォーム |
| 美容室 | 1-3% | ファーストビュー+追従 | 3項目+日時 | 来店予約 → LINE誘導 |
| 飲食店 | 0.5-1.5% | ファーストビュー | 2-3項目 | 予約フォーム + 電話 |
| 小売・雑貨 | 0.3-1.0% | 各商品詳細 | 3項目 | 商品問い合わせ → 来店 |
士業:信頼構築が最優先・面談予約への動線設計
士業の問い合わせは「相談料が高そう」「敷居が高い」という心理的障壁が大きいため、信頼構築が最優先です。代表者の顔写真と経歴、過去の解決事例、初回相談無料の明示、料金体系の透明性をファーストビューと本文中で繰り返し提示します。CTAは「無料相談」と「面談予約」の2段階に分け、訪問者の心理段階に応じて選べる構成にします。
クリニック:日時指定の予約導線がCVRを左右
クリニックでは「症状を打ち明けるのに勇気がいる」という心理を理解し、フォームには症状の詳細欄を任意にしておきます。診療科目・希望日時の3項目で予約完了できる設計が理想です。スマートフォンでの予約完結を前提に、日付選択UIをタップしやすく大きく実装します。
美容室・飲食店:即時性が勝負・LINE併用が有効
美容室と飲食店では「今日・明日の予約」というスピード要求が強いため、フォーム入力よりLINE公式アカウントでの即時問い合わせが有効です。ホームページのCTAは「LINE予約」と「Web予約」の2系統を用意し、訪問者の好みに合わせて選べる構成にします。営業時間外でも自動応答できるLINE運用が、機会損失を防ぎます。
小売・雑貨:商品詳細ページごとに問い合わせ動線
小売・雑貨ではトップページからの問い合わせより、個別商品詳細ページからの「在庫確認」「取り置き依頼」がCVRに直結します。各商品ページの末尾に「この商品について問い合わせる」CTAを配置し、商品名を自動で問い合わせ内容に挿入する仕組みが効果的です。
SECTION 07
モバイル対応がCVRを決定する3つの理由
中小企業サイトのスマートフォン流入は全体の6割から7割を占めます。モバイル体験の品質が、ホームページ全体のCVRを左右します。
理由1:流入の主流がスマートフォン
業種別のスマートフォン流入率はおおむね60から70%で、飲食・美容など個人消費系では80%を超えるケースもあります。PCで完璧な表示でも、スマートフォンで操作しづらいと、流入の大半を取り逃します。モバイルファーストの設計思想は、もはや選択肢ではなく前提条件です。
理由2:モバイル訪問者の心理状態が「即決型」
スマートフォンユーザーは「今すぐ調べて即決したい」という急ぎの心理状態にあります。表示が遅い、入力欄が小さい、ボタンの位置が分かりにくい、といった摩擦が一つでもあると、即座に別のサイトへ移動します。逆に、表示が速くワンタップで予約完了できるサイトは、PC訪問者よりも高いCVRを記録するケースもあります。
理由3:ページ速度がランキングと体験の両方に影響
Googleの検索ランキングはモバイル版を基準に評価されるため、モバイルでの読み込み速度は集客と直結します。Core Web Vitalsの3指標(LCP・FID・CLS)はモバイル基準で測定され、目安はLCP 2.5秒以内・FID 100ms以内・CLS 0.1以下です。これらを満たすことで、ランキング向上とCVR向上が同時に実現します。
- 01
CTAは高さ48px以上・親指タップ可能領域を確保
モバイルのタップ可能領域はApple・Googleのガイドラインで最低44pxから48pxとされています。ボタンの高さ・幅とも48px以上を確保し、隣接ボタンとの間隔も8px以上空けることで、誤タップを防ぎます。
- 02
フォームは縦1列レイアウト・横スクロール禁止
フォームの入力欄は画面幅いっぱいに広げ、縦1列で並べます。横並びの2列レイアウトはスマートフォンで入力欄が小さくなり、ミスタッチが増えます。横スクロールが必要な状態は致命的な離脱要因です。
- 03
テキストは16px以上・行間1.6以上で読みやすく
本文テキストは16pxを下回ると、多くのユーザーがズーム操作を必要とします。行間は1.6以上を確保し、段落間の余白も十分に取ることで、視認性が上がります。文字色は背景とのコントラスト比4.5:1以上を確保します。
- 04
画像はWebP形式・遅延読込で速度を確保
画像はWebP形式で圧縮し、画面外の画像はlazy-load属性で遅延読込します。トップ画像のみpreload指定して優先表示すると、LCPが大きく改善します。動画はautoplayを避け、必要な時だけ再生する設計にします。
- 05
ハンバーガーメニューは右上固定・×ボタン明示
モバイルナビゲーションは右上にハンバーガーメニューを固定配置し、開閉時の×ボタンを明示します。メニュー展開時はbody要素のスクロールをロックし、背景がずれる不快感を防ぎます。メニュー項目は5から7項目に絞り、深い階層は避けます。
SECTION 08
改善の優先順位|今日からできる3点とプロに任せる3点
限られた時間と予算で最大の効果を出すには、改善の優先順位が重要です。自分でできることから始め、知見が必要な部分はプロに任せる切り分けを整理します。
今日からできる改善3点
第一に、CTAボタンの色を背景に埋もれない明度差のあるアクセントカラーに変更します。グレーや薄い水色から、コントラストの強い色に変えるだけで、クリック率が大きく上がります。WordPressのテーマカスタマイズ画面で5分で完了します。
第二に、CTAボタンの文言を「お問い合わせ」から「無料で集客課題を診断する」のようなベネフィット直結型に書き換えます。コードを触らずテキストの差し替えだけで完了します。3か所のCTAすべてで同じ書き換えを行います。
第三に、問い合わせフォームの項目を3項目に絞ります。氏名・メールアドレス・お問い合わせ内容以外をすべて任意にするか削除します。Contact Form 7などのプラグインなら、項目の有効・無効切替が管理画面から可能です。
プロに任せるべき改善3点
第一に、ページ構成と情報設計の見直しです。ファーストビューで何を訴求し、どの順で説得し、どこにCTAを配置するか。情報の流れと心理の流れを一致させる設計は、専門知識が必要です。
第二に、業種特化のコピーライティングです。ターゲットの悩みを言語化し、自社の強みを差別化軸として明示する文章は、業界知識とライティング技術の両方が必要です。テンプレ的な文章では刺さりません。
第三に、モバイル対応とCore Web Vitals最適化です。画像圧縮・JavaScript整理・CSS最適化・遅延読込実装は、技術的知識が必要です。これらを整えると、ランキングとCVRが同時に向上します。
改善の進め方|3か月計画の例
1か月目は自分でできる3点(CTA色・文言・フォーム項目)を実装し、GA4でベースラインを取得します。2か月目はプロに依頼してファーストビュー改修とコピー改善を実施します。3か月目はモバイル最適化とCore Web Vitals対応を行い、効果を再計測します。この3か月でCVRが2倍から3倍に伸びるケースが多くあります。
SECTION 09
CVR3倍を実現した熊本企業の改善事例
CREVIAが熊本県内で支援した改善事例から、具体的な改修内容と成果を3件紹介します。いずれも全面リニューアルではなく、部分改修での実例です。
事例1:熊本市の士業事務所・問い合わせ月1件から月8件へ
開業3年目の税理士事務所で、月間アクセス約800の状態で問い合わせ月1件というご相談から始まりました。診断の結果、CTAがフッターに薄いリンクとして1か所だけ、フォームが11項目、ファーストビューに「税務・会計・経営支援」という汎用文言が並んでいました。改修は3点。CTAを「無料の経営相談を申し込む」というコピーで本文中とファーストビューに追加配置、フォームを3項目に削減、ファーストビューを「熊本で開業3年目までの経営者専門」と業種限定に変更。3か月後、問い合わせは月8件まで伸びました。
事例2:熊本市東区のクリニック・予約完了率2倍
地域密着型クリニックで、予約フォーム到達後の完了率が低いというご相談でした。診断すると、フォームに「初診・再診」「保険有無」「症状詳細」「家族構成」など8項目あり、スマートフォンでの入力負荷が大きい状態でした。改修は2点。フォーム項目を「氏名・希望日時・初診/再診」の3項目に絞り、症状詳細は任意欄に変更。日時選択UIをタップしやすい大きさに刷新。3か月後、フォーム完了率が大幅に改善し、月間予約件数は約2倍に伸びました。
事例3:合志市の美容室・スマートフォン経由予約3倍
合志市の美容室で、PC経由の予約は安定しているが、スマートフォン経由の予約が伸び悩んでいたケースです。診断すると、モバイル版でCTAがファーストビューになく、フォームが横スクロール状態、ハンバーガーメニューが小さく開閉しづらい状態でした。改修は3点。モバイル下部にスクロール追従の「LINE予約」「Web予約」2系統ボタンを実装、フォームを縦1列レイアウトに刷新、ハンバーガーメニューと×ボタンを大型化。3か月後、スマートフォン経由の予約が3倍に伸びました。
全面リニューアルではなく、CTA・フォーム・モバイル対応の3点を狙い撃ちで改修するだけで、CVRは大きく改善します。投資金額を抑えつつ短期間で成果を出す現実的な道です。
SUMMARY
まとめ|問い合わせが増えるホームページにするための最短ルート
ホームページから問い合わせを増やすには、デザインの美しさよりも導線設計が決定的に重要です。CTA・フォーム・コピー・モバイル対応の4軸を整えることで、業種を問わずCVRは大きく改善します。重要なのは以下の3点に集約されます。
- 1
CTAは配置・文言・デザインの3点を同時に整える
ファーストビュー・本文中・末尾の3点配置、ベネフィット直結型の文言、高さ48px以上の十分なサイズ。この3要素を同時に整えることで、クリック率が大きく上がります。
- 2
フォームは3項目から5項目に絞り込む
氏名・メールアドレス・お問い合わせ内容の3項目を基本に、任意項目を加えても5項目以内に抑えます。サンクスページと自動返信メールで安心感を補強し、フォーム完了率を最大化します。
- 3
モバイル対応とコピー改善を同時並行で進める
スマートフォン流入が主流である以上、モバイル体験の品質がCVRを決定します。同時に、ターゲットの悩みを言語化したコピーで心理的距離を縮めることで、相乗効果が出ます。
CREVIAは熊本県内250社以上の支援実績をもとに、CVR改善のための現状診断・部分改修・全面リニューアルまで、ご要望に応じて対応可能です。まずは無料の現状診断から、改善のヒントをお持ち帰りいただけます。
SECTION 10
よくある質問
Q.ホームページから問い合わせが来ない原因として最も多いのは何ですか?
CTAボタンが目立たない、問い合わせフォームの入力項目が多すぎる、ターゲットに刺さるコピーがない、この3点が最も多い原因です。訪問者が「自分ごと」と感じられるかどうかが分岐点になります。デザインの美しさよりも導線設計を優先することで、問い合わせ数は大きく改善する傾向です。
Q.問い合わせフォームは何項目が適切ですか?
3から5項目が目安です。氏名・メールアドレス・お問い合わせ内容の3点で十分なケースが大半で、項目数が増えるほど離脱率が急上昇します。任意項目を加える場合も、合計5項目以内に収めることが推奨です。スマートフォンでの入力負荷を考えると、自由記述欄も最小限に抑えることが重要です。
Q.CTAボタンの色や文言はCVRに影響しますか?
影響します。ページ内で使われていない目立つ色、「無料で診断する」「集客の悩みを解決する」など具体的なベネフィットを示した文言の方が、クリック率が上がる傾向です。色だけで2割から3割、文言の改善を含めると倍近くまで差が出るケースもあります。色とサイズはサイト全体で統一し、文言は1か所ずつ最適化するのが現実的です。
Q.スマートフォン対応はCVRに関係しますか?
直接関係します。現在のウェブ流入の6割から7割はスマートフォンです。フォームの入力しやすさ、CTAボタンのサイズ、ページ読み込み速度がモバイルCVRを大きく左右します。PC表示の品質が高くてもモバイルで操作しづらいと、機会損失が継続的に積み上がります。モバイルファーストの設計思想を前提とすることが重要です。
Q.ホームページのCVRが低いとき、リニューアルは必ず必要ですか?
必ずしも全面リニューアルは不要です。CTA・フォーム・コピーの3点だけ改善しても大幅に改善するケースが多くあります。まず現状分析をして自分でできる改善を試し、効果が頭打ちになってから本格的な制作を検討する順序が合理的です。投資金額を抑えつつ短期間で成果を出すには、段階的改善の方がROIが高くなります。
Q.ホームページの問い合わせ改善はCREVIAに依頼できますか?
株式会社CREVIAが対応可能です。熊本県内250社以上の支援実績をもとに、現状診断から導線設計、コピー改修、フォーム最適化、スマートフォン対応までを一体で支援しています。無料の現状診断からご要望に応じて段階的にご支援可能です。営業時間は平日9時から18時、お問い合わせはフォームから承ります。
