歯科のAI搭載ホームページ|制作会社・支援会社を選ぶポイント

2026.08.15   お知らせ

歯科医院がAI搭載ホームページの制作会社を選ぶときは、自由診療の費用をどう書くかを理解している会社かどうかを最初に確認してください。歯科は保険と自由診療が混在する数少ない科で、費用の書き方には医療広告ガイドライン上の要件があります。ここを知らない会社に任せると、掲載できるはずの情報まで避けてしまい、説明不足のサイトになります。

本記事では、歯科医院・矯正歯科・小児歯科・口腔外科が、AI搭載ホームページの制作会社を選ぶときに確認すべき点を、契約前に聞ける質問の形で整理しました。読み終えたときに「この会社に何を聞けばいいか」が具体的に決まる構成にしてあります。

歯科のホームページが予約につながらない理由

歯科の先生方からいただくご相談で最も多いのが、「ホームページはあるが、そこからの予約がほとんどない」という状態です。設備の写真も撮り、診療内容も詳しく書いた。それでも電話が鳴りません。この状態には共通する原因があります。

費用がわからないと、問い合わせは発生しない

歯科は他の診療科と違い、患者様が費用を強く意識します。特に自由診療は、いくらかかるか分からないまま相談に行くことを避けられます。

「詳しくはご相談ください」と書くと、その相談の電話をかける前に別の医院のサイトへ移ります。金額を確定させる必要はありません。目安の幅と、費用が変わる条件を書くだけで判断が進みます。

治療にかかる回数と期間が書かれていない

歯科治療は通院回数が多くなります。仕事や学校の予定に収まるかどうかが、受診の可否を左右します。

「虫歯の治療は1回から3回」「矯正は2年から3年、月1回の通院」といった目安があるだけで、患者様は予定を立てられます。この情報がないと、後回しにされます。

予約方法が電話しかない

診療時間中しか電話がつながらないと、仕事をしている患者様は予約できません。歯科は緊急性が低いぶん、その場で予約できなければ忘れられます。

検索している言葉と、サイトの言葉が合っていない

「熊本市 歯医者 土曜」「上熊本 親知らず 抜歯」といった言葉で探している人に対して、サイトには診療科目と医院名しか書かれていない。この状態では検索結果に出てきません。患者様が使う言葉と、サイトに書かれた言葉が一致していなければ、どれだけ良い医院でも見つけてもらえません。

自由診療の費用をどこまで書けるか

歯科医院のホームページは、医療法に基づく広告規制の対象です。ただし、一定の要件を満たせば通常は掲載できない情報も掲載できる仕組みがあります。歯科にとって重要なのは、この仕組みを使えるかどうかです。

費用を書くときに必要なもの

自由診療の内容を掲載する場合、費用だけを書くことはできません。通常必要とされる治療の期間と回数、そして主なリスクや副作用を併記する必要があります。

たとえばインプラントであれば、1本あたりの費用に加えて、治療にかかる期間、通院回数、外科処置を伴うこと、術後の腫れや痛みの可能性、定期的なメンテナンスが必要であることを書きます。この形であれば掲載できます。

避けるべき表現

他院との比較で優位を示す表現、治癒を保証する表現、患者様の体験談、加工した術前術後の写真。これらは規制の対象です。「痛くない治療」「必ず白くなります」といった言葉も、根拠が示せなければ問題になります。

術前術後の写真は歯科で使いたくなる素材ですが、掲載には条件があります。撮影条件を揃えること、加工していないこと、治療内容と費用とリスクを併記すること。これらを満たさない掲載は避けてください。

AIが生成すると起きやすいこと

AIは一般的な広告文の型を学習しています。歯科の規制を指定せずに文章を書かせると、「痛みの少ない治療」「安心してお任せください」といった表現が自然に出てきます。費用だけを書いてリスクの記載が抜けることもあります。

問題は、生成された文章を誰が確認するかです。制作会社が規制を知らなければ、そのまま公開されます。行政の指導を受けるのは制作会社ではなく、医院です。

確認すべきこと

契約前に「自由診療の費用を掲載する場合、期間・回数・リスクの併記はどう扱いますか」と聞いてください。この質問に具体的に答えられる会社は、歯科の実績があります。答えが曖昧な会社には任せるべきではありません。

AI搭載ホームページの3つの型|同じ言葉でも中身が違う

AI搭載をうたう制作会社は急速に増えました。ただし中身は大きく3つに分かれます。契約前にどの型なのかを確認しないと、期待した効果と実際の動きが食い違います。

型1:制作時だけAIを使う

最も多い型です。ページの文章をAIで下書きし、そのまま公開します。制作費は安くなり、納期も短くなります。しかし公開後は通常のホームページと同じで、自動では何も起きません。

歯科の場合、この型には特に注意が必要です。前章のとおり、自由診療の記載には併記が必要な項目があります。それを知らないまま生成された文章が、そのまま公開される恐れがあります。

型2:チャットボットを設置する

サイトの右下に会話窓を置き、訪問者の質問に自動で答える形です。診療時間や場所の質問に24時間答えられるため、電話の負担は減ります。

ただし、これは訪問者が来たあとの話です。検索結果に出ていない、AI回答に引用されていないという入口の問題は解決しません。

また歯科では、症状から治療法を答えることの是非があります。診断につながる回答をさせない設計になっているかを確認してください。

型3:公開後の運用をAIが継続する

公開後もAIが動き続け、検索されている言葉の変化を見て、ページの内容を追加・修正し続ける型です。矯正やホワイトニングのように季節性のある需要にも、人が気づく前に反応します。

CREVIAが提供しているのはこの型です。冒頭のGoogle Search Consoleのデータは、公開後に人が手を加えず、AIだけで6か月間運用した結果です。合計表示回数が563から116,000へ、クリック数が67から1,813へ増えました。現在は1,000を超える検索キーワードから流入しています。

契約前に聞くべき8つの質問

1. 自由診療の費用は、何を併記すれば掲載できますか

最優先の質問です。期間、回数、リスクや副作用の併記が必要であることを、制作会社側から説明してくるかを見てください。歯科の制作実績があるかもあわせて確認します。

2. 公開後、AIは具体的に何をしますか

「AIが最適化します」という抽象的な答えではなく、何を見て何を変えるのかを具体的に答えられるかを確認します。答えられない場合は、実際には型1である可能性が高くなります。

3. 術前術後の写真を掲載する場合の条件は

撮影条件を揃えること、加工しないこと、治療内容と費用とリスクを併記すること。これらを知っている会社かどうかで、掲載できる範囲が変わります。

4. 御社が制作したサイトの、公開1年後の検索データを見せてください

制作実績としてデザインを見せる会社は多いのですが、公開後のデータを見せられる会社は限られます。守秘義務で個別事例を出せない場合でも、自社サイトのデータであれば出せるはずです。

5. Googleマップの情報も一緒に管理してもらえますか

歯科を探す人は地図を見ます。診療時間、休診日、駐車場の情報がサイトと地図で食い違うと、患者様が混乱します。両方を一体で管理してもらえるかを確認してください。

6. サイトの所有権と、解約時の扱いは

制作会社が用意したシステム上でしか動かない形だと、解約時にサイトごと使えなくなります。ドメイン、サーバー、コンテンツの所有権が誰にあるかを契約書で確認してください。

7. 予約フォームからの通知は、どこに届きますか

見落とされやすい点です。フォームの送信先が制作会社のサーバーを経由する場合、迷惑メール判定で届かないことがあります。テスト送信を行い、届く場所を確認してください。

8. 制作後の担当者は誰になりますか

営業担当と制作後の担当者が違う会社は多くあります。担当者が変わるたびに医院の事情を一から説明することになると、更新そのものが止まります。

診療内容別に力を入れる場所|同じ歯科でも違う

一般歯科|受付時間と痛みへの対応

虫歯や歯の痛みで探す人は、当日または近日中の受診を求めています。受付終了時刻を診療終了時刻と分けて書き、当日の予約が可能かを明記してください。

痛みへの対応も判断材料です。麻酔の方法、痛みを抑えるための工夫を具体的に書きます。ただし「痛くない」と断定する表現は避けてください。

矯正歯科|総額と期間の目安

矯正は検討期間が長く、費用が最大の判断材料です。装置の種類ごとの総額、治療期間、通院頻度、保定期間まで書いてください。分割払いの可否も判断に影響します。

費用を書く場合は、期間・回数・リスクの併記が必要です。装置による違和感、発音への影響、歯の移動に伴う痛み、後戻りの可能性などを記載します。

小児歯科|保護者が知りたい情報

受診するのは子どもですが、探しているのは保護者です。ベビーカーで入れるか、キッズスペースがあるか、泣いてしまった場合どう対応するか、保護者は診療室に入れるか。これらが受診の可否を左右します。

フッ素塗布やシーラントの費用と頻度も、よく検索されます。

口腔外科|対応範囲の明示

親知らずの抜歯は検索需要が高い分野です。ただし、どこまで自院で対応できるかは医院によって違います。埋伏歯の抜歯に対応できるか、CT設備があるか、大学病院へ紹介する基準は何か。これを明示すると、適切な患者様が来院します。

審美・ホワイトニング|自由診療の書き方が問われる

この分野は自由診療が中心で、費用の書き方が最も問われます。施術ごとの費用、回数、効果の持続期間、後戻りの可能性、知覚過敏などのリスクを併記してください。

術前術後の写真を使う場合は、撮影条件を揃え、加工しないことが前提です。

初診の予約までを短くする5手順

  1. 01

    予約ボタンをすべてのページに置く

    診療内容のページを読み終えた人が、そこから予約できるようにします。トップページに戻らなければ予約できない構成だと、その時点で離脱します。スマートフォンでは画面下部に固定表示すると、さらに予約率が上がります。

  2. 02

    電話とネット予約の両方を置く

    当日や痛みを伴う受診は電話が選ばれ、定期検診やクリーニングはネットが選ばれます。どちらか一方だけだと、その分を取りこぼします。診療時間外はネット予約のみである旨を添えてください。

  3. 03

    初診の所要時間と持ち物を書く

    初診にどれくらいかかるか、保険証以外に必要なものはあるか、当日治療まで進むのか検査だけかを書きます。歯科は初診の流れが医院ごとに違うため、この情報が来院の判断に直結します。

  4. 04

    送信後に何が起きるかを書く

    「翌診療日までに確認のご連絡をします」と明記します。返信がいつ来るかわからない状態は不安につながり、他院にも同時に予約する動きを生みます。

  5. 05

    通知が届く場所をテストする

    予約フォームからの通知が迷惑メールに振り分けられ、予約に気づいていなかった事例は珍しくありません。公開後にテスト送信を行い、受信できることを確認してください。受付スタッフの端末でも受け取れるかまで見てください。

公開後に見る数字と、見なくてよい数字

見るべき数字

ネット予約の件数、電話の着信数、地図経由の経路検索数。この3つが基本です。加えて、Google Search Consoleで「どの言葉で表示されているか」を確認します。想定していなかった症状名や治療名で表示されていれば、そこに需要があります。

もう1つ、AI検索の回答に自院が引用されているかも確認する価値があります。主要な質問文をAI検索で試し、引用元に自院が出るかを見てください。

見なくてよい数字

訪問者数の総数だけを見ても、意味が薄くなります。1万人が訪れても予約が0件なら成果はありません。逆に月300人でも、そのうち20人が受診すれば十分です。

直帰率も過度に気にする必要はありません。診療時間を確認して電話をかけて離脱すれば直帰率は上がりますが、それは成功しています。

SNSのフォロワー数も、受診数とは直接つながりません。発信自体に意味はありますが、フォロワー数を目標にすると本来の受診経路から外れていきます。

最初の6か月で進める順番

1か月目|受付時間と地図情報を整える

最も早く効果が出るのがここです。受付終了時刻、休診日、駐車場、最寄り駅からの経路を明記し、同じ内容をGoogleマップ側にも反映します。この2つが食い違っていると、患者様が混乱します。

2か月目|初診の流れと所要時間を書く

初診で何をするのか、どれくらいかかるのか、当日治療まで進むのか。歯科は医院ごとに違うため、明記する価値があります。

3か月目|自由診療の費用を要件どおりに掲載する

費用、期間、回数、リスクを揃えて記載します。この形にすることで、掲載できる情報が増え、患者様の判断材料も増えます。

4か月目|よくある質問を実際の問い合わせから作る

受付で聞かれた質問を、そのままの言葉で書き出します。「保険は使えますか」「予約なしでも診てもらえますか」といった、実際に使われる言葉です。AIの回答に引用されるのは、この形式のページです。

5か月目から6か月目|検索データを見て追加する

Search Consoleで表示されている言葉を確認し、そこに合わせてページを追加します。この段階で、想定していなかった需要が見えてきます。

ここまでを人手で進めると、多くの医院で3か月目あたりで止まります。診療が忙しくなれば当然です。公開後の運用を自動で継続する仕組みを選ぶ意味は、この止まる地点を越えられることにあります。

まとめ|歯科がAI搭載ホームページで成果を出す条件

歯科医院がAI搭載ホームページの制作会社を選ぶときの判断基準を、あらためて整理します。

第一に、自由診療の費用を掲載する際の要件を理解している会社を選ぶことです。期間、回数、リスクの併記が必要であることを、制作会社側から説明してくるかを見てください。

第二に、公開後にAIが何をするのかを具体的に答えられることです。「AIが最適化します」で終わる説明では、制作時だけAIを使う型である可能性が高くなります。

第三に、Googleマップの情報も一体で管理してもらえることです。歯科を探す人は地図とサイトの両方を見ます。

第四に、費用と治療期間を書くことです。歯科は患者様が費用を強く意識する診療科で、ここが最も予約に直結します。

そして最後に、更新が止まらない仕組みを選ぶことです。診療時間の変更や休診の告知など、医療機関は更新の機会が多い業種です。更新が止まったサイトは時間とともに評価が下がります。

CREVIAは熊本県内250社以上の支援実績をもとに、公開後の運用をAIが継続する形のホームページを提供しています。現在のサイトがどの状態にあるか、どこから直すべきかの診断は無料で承ります。

よくある質問

Q.自由診療の費用は、ホームページに書いてよいのですか

要件を満たせば掲載できます。費用だけを単独で書くことはできず、通常必要とされる治療の期間と回数、主なリスクや副作用を併記する必要があります。この形であれば掲載できます。要件を知らない制作会社は掲載自体を避けてしまい、結果として患者様の判断材料が不足したサイトになります。契約前に、この点をどう扱うかを確認してください。

Q.術前術後の写真は掲載できますか

条件を満たせば掲載できます。撮影条件を揃えること、加工を行わないこと、治療内容と費用とリスクを併記することが求められます。加工した写真や、条件の異なる比較写真は規制の対象になります。歯科では効果を伝えたい場面が多い分野ですので、掲載を検討される場合は制作会社に条件の理解があるかを確認してください。

Q.AIが書いた文章で、規制に違反しませんか

確認する仕組みがなければ違反する可能性があります。AIは一般的な広告文の型を学習しているため、規制を指定せずに書かせると「痛みの少ない治療」「安心してお任せください」といった表現が出てきます。費用だけを書いてリスクの記載が抜けることもあります。契約前に「規制の確認は誰がどう行いますか」と質問し、AIによる自動チェックがあるのか、人が目視するのかを確かめてください。

Q.ネット予約を入れると電話が減って困りませんか

電話とネットを併用している医院では、電話が減るのではなく予約の総数が増えています。診療時間外に思い立って探している人を取りこぼさなくなるためです。痛みを伴う当日の受診は引き続き電話が選ばれ、定期検診やクリーニングがネットへ移ります。どちらか一方だけにすると、その分を逃します。

Q.AIの回答に引用されるには何をすればよいですか

4つあります。結論を最初の一文に置くこと、条件と数字を省かず書くこと、1つの見出しに1つの問いだけを扱うこと、そして自院でしか書けない情報を書くことです。特に4つ目が重要で、どこにでも書いてある一般論は引用されません。受付で実際に聞かれた質問と、それに対する回答を、そのままの言葉で書くことが最も効果的です。

Q.CREVIAに相談することはできますか

株式会社CREVIA CEO 西田 聖司のもと、熊本県内250社以上の支援実績をもとに、歯科医院についても、公開後の運用をAIが継続する形のホームページ制作を支援しています。現在のサイトを拝見したうえで、追記で足りるか作り直しが必要かの判断からご要望に応じて対応します。全国からのご相談に対応可能です。

西田聖司

この記事の監修者

西田 聖司

株式会社CREVIA   CEO(最高経営責任者) / Web業界歴20年以上・累計支援2,000社以上

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