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クリニックのAI搭載ホームページ|制作会社・支援会社を選ぶポイント

2026.08.14   ホームページ

クリニックがAI搭載ホームページの制作会社を選ぶときは、医療広告ガイドラインを理解している会社かどうかを最初に確認してください。AI搭載をうたう会社は増えましたが、医療広告の規制を知らないまま文章を自動生成すると、掲載できない表現がそのまま公開されます。行政指導の対象になるのは医院側です。

本記事では、クリニック・歯科・整骨院などの医療機関が、AI搭載ホームページの制作会社を選ぶときに確認すべき点を、契約前に聞ける質問の形で整理しました。読み終えたときに「この会社に何を聞けばいいか」が具体的に決まる構成にしてあります。

クリニックのホームページが予約につながらない理由

クリニックの先生方からいただくご相談で最も多いのが、「ホームページはあるが、そこからの予約がほとんどない」という状態です。制作費を支払い、院内の写真も撮り、診療内容も詳しく書いた。それでも電話が鳴りません。この状態には共通する原因があります。

来院前に知りたいことが書かれていない

初めて受診する患者様が知りたいのは、診療内容の詳しい説明ではありません。何時まで受付しているか、駐車場はあるか、保険証以外に必要なものはあるか、初診にどれくらい時間がかかるか、待ち時間はどの程度か。この5つです。

多くのクリニックのサイトは、診療内容の説明に文字数を割き、この5つが探しにくい場所にあります。読む側は目的の情報が見つからないと、別の医院のサイトへ移ります。

予約方法が電話しかない

診療時間中しか電話がつながらないと、仕事をしている患者様は予約できません。夜間や休日に思い立って探している人が多いにもかかわらず、その時間帯に予約手段がない状態です。

ネット予約を入れると電話が減って困る、というご懸念を伺うことがあります。実際には、電話とネットを併用している医院では、電話が減るのではなく予約の総数が増えています。取りこぼしていた分が拾えるためです。

地図の情報が古いまま

クリニックを探す人は、検索結果と同時にGoogleマップを見ます。診療時間、休診日、電話番号、写真が地図側に出ていない、あるいは古いままだと、サイトを見る前に候補から外れます。

年末年始や学会での休診を地図側に反映していないと、来院した患者様が入れず、評価の低下につながります。

検索している言葉と、サイトの言葉が合っていない

「熊本市 内科 土曜診療」「上熊本駅 皮膚科 予約」といった言葉で探している人に対して、サイトには診療科名と医院名しか書かれていない。この状態では検索結果に出てきません。患者様が使う言葉と、サイトに書かれた言葉が一致していなければ、どれだけ良い医院でも見つけてもらえません。

医療広告ガイドラインとAI生成の相性

医療機関のホームページは、医療法に基づく広告規制の対象です。厚生労働省の医療広告ガイドラインで、掲載できる内容と表現が定められています。これはクリニック側が守る義務であり、制作会社が知らなかったという理由は通用しません。

避けるべき表現の代表例

他院との比較で優位を示す表現、治癒を保証する表現、患者様の体験談、加工した術前術後の写真。これらは規制の対象になります。「地域一番」「必ず治ります」「安心・安全」といった言葉も、根拠が示せなければ問題になります。

AIが生成すると起きやすいこと

AIは一般的な広告文の型を学習しています。医療の規制を指定せずに文章を書かせると、「地域で最も選ばれている」「安心してお任せください」といった表現が自然に出てきます。これらはそのままでは掲載できません。

問題は、生成された文章を誰が確認するかです。制作会社が規制を知らなければ、そのまま公開されます。行政の指導を受けるのは制作会社ではなく、医院です。

確認すべきこと

契約前に「医療広告ガイドラインに沿った文章になっているか、誰がどう確認しますか」と聞いてください。AIが自動でチェックする仕組みがあるのか、人が目視するのか、そもそも確認していないのか。ここで答えが曖昧な会社には、医療機関のサイトを任せるべきではありません。

限定解除の要件を知っているか

自由診療の内容や、通常は掲載できない情報も、一定の要件を満たせば掲載できます。問い合わせ先の明示、自由診療の費用、リスクや副作用の記載などです。この仕組みを知らない制作会社は、掲載できるはずの情報まで避けてしまい、結果として説明不足のサイトになります。

AI搭載ホームページの3つの型|同じ言葉でも中身が違う

AI搭載をうたう制作会社は急速に増えました。ただし中身は大きく3つに分かれます。契約前にどの型なのかを確認しないと、期待した効果と実際の動きが食い違います。

型1:制作時だけAIを使う

最も多い型です。ページの文章をAIで下書きし、そのまま公開します。制作費は安くなり、納期も短くなります。しかし公開後は通常のホームページと同じで、自動では何も起きません。

医療機関の場合、この型には注意が必要です。前章のとおり、生成された文章に規制対象の表現が混ざる可能性があるためです。安さだけで選ぶと、公開後の修正に時間がかかります。

型2:チャットボットを設置する

サイトの右下に会話窓を置き、訪問者の質問に自動で答える形です。診療時間や場所の質問に24時間答えられるため、電話の負担は減ります。

ただし、これは訪問者が来たあとの話です。検索結果に出ていない、AI回答に引用されていないという入口の問題は解決しません。チャットボットは入口を広げる道具ではなく、来た人を逃さない道具です。

また医療機関では、症状に関する質問へAIが答えることの是非があります。診断につながる回答をさせない設計になっているかを確認してください。

型3:公開後の運用をAIが継続する

公開後もAIが動き続け、検索されている言葉の変化を見て、ページの内容を追加・修正し続ける型です。季節性の疾患や、流行の変化に人が気づく前に反応します。

CREVIAが提供しているのはこの型です。冒頭のGoogle Search Consoleのデータは、公開後に人が手を加えず、AIだけで6か月間運用した結果です。合計表示回数が563から116,000へ、クリック数が67から1,813へ増えました。現在は1,000を超える検索キーワードから流入しています。

契約前に聞くべき8つの質問

1. 医療広告ガイドラインの確認は誰がしますか

最優先の質問です。AIが自動でチェックするのか、人が目視するのか、どちらでもないのか。医療機関のサイト制作実績があるか、そのとき指導を受けた経験があるかもあわせて聞いてください。

2. 公開後、AIは具体的に何をしますか

「AIが最適化します」という抽象的な答えではなく、何を見て何を変えるのかを具体的に答えられるかを確認します。答えられない場合は、実際には型1である可能性が高くなります。

3. 更新の頻度と、その費用は

診療時間の変更、休診日の追加、新しい機器の導入。医療機関は更新の機会が多い業種です。月に何回まで無料か、超過分はいくらかを確認してください。

4. 御社が制作したサイトの、公開1年後の検索データを見せてください

制作実績としてデザインを見せる会社は多いのですが、公開後のデータを見せられる会社は限られます。守秘義務で個別事例を出せない場合でも、自社サイトのデータであれば出せるはずです。

5. Googleマップの情報も一緒に管理してもらえますか

クリニックを探す人は地図を見ます。サイトと地図の情報が食い違うと、患者様が混乱します。両方を一体で管理してもらえるかを確認してください。

6. サイトの所有権と、解約時の扱いは

制作会社が用意したシステム上でしか動かない形だと、解約時にサイトごと使えなくなります。ドメイン、サーバー、コンテンツの所有権が誰にあるか、解約時にデータを持ち出せるかを契約書で確認してください。

7. 予約フォームからの通知は、どこに届きますか

見落とされやすい点です。フォームの送信先が制作会社のサーバーを経由する場合、迷惑メール判定で届かないことがあります。実際に、予約が来ていたのに気づいていなかった事例は珍しくありません。テスト送信を行い、届く場所を確認してください。

8. 制作後の担当者は誰になりますか

営業担当と制作後の担当者が違う会社は多くあります。担当者が変わるたびに医院の事情を一から説明することになると、更新そのものが止まります。

診療科別に力を入れる場所|同じ医療機関でも違う

内科|受付時間と待ち時間の情報

体調を崩した当日に探す人が中心です。今日診てもらえるか、何時までに行けばよいかが最優先の情報になります。受付終了時刻を診療終了時刻と分けて書き、混雑する時間帯の目安も添えてください。

季節性の疾患は検索が急増します。流行期に合わせた情報を出せるかどうかで差が出ます。

歯科|費用と治療期間の目安

歯科は検討期間が長く、費用が判断材料になります。保険診療と自由診療の区別、自由診療の費用、治療にかかる回数と期間を明記してください。自由診療の費用を書く場合は、リスクや副作用の記載も必要です。

皮膚科・眼科|症状からたどれる構成

患者様は病名ではなく症状で検索します。「かゆみ」「湿疹」「目のかすみ」といった言葉から、該当する診療内容へたどれる構成が効きます。病名だけを並べた一覧では、検索する人の言葉と合いません。

整形外科・整骨院|通院の負担に関する情報

継続して通う前提になるため、通いやすさが判断材料です。駐車場の台数、予約の取りやすさ、1回あたりの所要時間、通院の頻度の目安を書いてください。

小児科|保護者が知りたい情報

受診するのは子どもですが、探しているのは保護者です。ベビーカーで入れるか、授乳室があるか、きょうだいを連れて行けるか、予防接種の予約は別枠かといった情報が受診の可否を左右します。

初診の予約までを短くする5手順

  1. 01

    予約ボタンをすべてのページに置く

    診療内容のページを読み終えた人が、そこから予約できるようにします。トップページに戻らなければ予約できない構成だと、その時点で離脱します。スマートフォンでは画面下部に固定表示すると、さらに予約率が上がります。

  2. 02

    電話とネット予約の両方を置く

    当日や急ぎの受診は電話が選ばれ、数日先の予約はネットが選ばれます。どちらか一方だけだと、その分を取りこぼします。診療時間外はネット予約のみである旨を添えると、つながらない不満も防げます。

  3. 03

    初診の持ち物と流れを書く

    保険証以外に必要なもの、問診票を事前に記入できるか、受付から診察までの所要時間。初めての医院へ行く不安は、この情報で大きく下がります。問診票をダウンロードできるようにすると、待ち時間の短縮にもつながります。

  4. 04

    送信後に何が起きるかを書く

    「翌診療日までに確認のご連絡をします」と明記します。返信がいつ来るかわからない状態は不安につながり、他院にも同時に予約する動きを生みます。

  5. 05

    通知が届く場所をテストする

    予約フォームからの通知が迷惑メールに振り分けられ、予約に気づいていなかった事例は珍しくありません。公開後にテスト送信を行い、受信できることを確認してください。受付スタッフの端末でも受け取れるかまで見てください。

公開後に見る数字と、見なくてよい数字

見るべき数字

ネット予約の件数、電話の着信数、地図経由の経路検索数。この3つが基本です。加えて、Google Search Consoleで「どの言葉で表示されているか」を確認します。想定していなかった症状名で表示されていれば、そこに需要があります。

もう1つ、AI検索の回答に自院が引用されているかも確認する価値があります。主要な質問文をAI検索で試し、引用元に自院が出るかを見てください。

見なくてよい数字

訪問者数の総数だけを見ても、医療機関の場合は意味が薄くなります。1万人が訪れても予約が0件なら成果はありません。逆に月300人でも、そのうち20人が受診すれば十分です。

直帰率も過度に気にする必要はありません。診療時間を確認して電話をかけて離脱すれば直帰率は上がりますが、それは成功しています。

SNSのフォロワー数も、受診数とは直接つながりません。発信自体に意味はありますが、フォロワー数を目標にすると本来の受診経路から外れていきます。

最初の6か月で進める順番

1か月目|受付時間と地図情報を整える

最も早く効果が出るのがここです。受付終了時刻、休診日、駐車場、最寄り駅からの経路を明記し、同じ内容をGoogleマップ側にも反映します。この2つが食い違っていると、患者様が混乱します。

2か月目|初診の流れと持ち物を書く

初めて受診する人の不安を減らす情報です。受付から会計までの流れ、必要な持ち物、所要時間の目安を書きます。

3か月目|症状から診療内容へたどれる構成にする

病名ではなく症状で探す人に合わせます。実際に患者様が使う言葉で見出しを作ってください。

4か月目|よくある質問を実際の問い合わせから作る

受付で聞かれた質問を、そのままの言葉で書き出します。「予約なしでも診てもらえますか」「クレジットカードは使えますか」といった、実際に使われる言葉です。AIの回答に引用されるのは、この形式のページです。

5か月目から6か月目|検索データを見て追加する

Search Consoleで表示されている言葉を確認し、そこに合わせてページを追加します。この段階で、想定していなかった需要が見えてきます。

ここまでを人手で進めると、多くの医院で3か月目あたりで止まります。診療が忙しくなれば当然です。公開後の運用を自動で継続する仕組みを選ぶ意味は、この止まる地点を越えられることにあります。

まとめ|クリニックがAI搭載ホームページで成果を出す条件

クリニックがAI搭載ホームページの制作会社を選ぶときの判断基準を、あらためて整理します。

第一に、医療広告ガイドラインの確認を誰がどう行うかを明確に答えられる会社を選ぶことです。行政の指導を受けるのは医院側であり、制作会社が知らなかったという理由は通用しません。

第二に、公開後にAIが何をするのかを具体的に答えられることです。「AIが最適化します」で終わる説明では、制作時だけAIを使う型である可能性が高くなります。

第三に、Googleマップの情報も一体で管理してもらえることです。クリニックを探す人は地図とサイトの両方を見ます。食い違いは受診の妨げになります。

第四に、来院前に知りたい5つの情報を目立つ場所に置くことです。受付時間、駐車場、持ち物、初診の所要時間、待ち時間の目安。診療内容の充実は、その後で構いません。

そして最後に、更新が止まらない仕組みを選ぶことです。医療機関は診療時間の変更や休診の告知など、更新の機会が多い業種です。更新が止まったサイトは時間とともに評価が下がります。

CREVIAは熊本県内250社以上の支援実績をもとに、公開後の運用をAIが継続する形のホームページを提供しています。現在のサイトがどの状態にあるか、どこから直すべきかの診断は無料で承ります。

よくある質問

Q.AIが書いた文章で、医療広告ガイドラインに違反しませんか

確認する仕組みがなければ違反する可能性があります。AIは一般的な広告文の型を学習しているため、規制を指定せずに書かせると「地域で最も選ばれている」「安心してお任せください」といった表現が自然に出てきます。契約前に「ガイドラインの確認は誰がどう行いますか」と質問し、AIによる自動チェックがあるのか、人が目視するのかを確かめてください。指導を受けるのは医院側です。

Q.ネット予約を入れると電話が減って困りませんか

電話とネットを併用している医院では、電話が減るのではなく予約の総数が増えています。診療時間外に思い立って探している人を取りこぼさなくなるためです。当日や急ぎの受診は引き続き電話が選ばれ、数日先の予約がネットへ移ります。どちらか一方だけにすると、その分を逃します。

Q.AI搭載ホームページと、通常のホームページの違いは何ですか

最も大きな違いは、公開後に自動で更新が続くかどうかです。通常のホームページは公開時点の内容で止まり、更新は人が行います。AI搭載ホームページのうち、公開後の運用をAIが継続する型は、検索されている言葉の変化を見てページを追加・修正し続けます。ただし「AI搭載」の言葉は制作時だけAIを使う場合にも使われるため、契約前に「公開後にAIは何をするか」を確認してください。

Q.患者様の口コミや体験談は掲載できますか

医療広告ガイドラインでは、治療内容や効果に関する体験談の掲載は認められていません。個人の感想であっても、効果を誤認させる恐れがあるためです。一方、施設の清潔さや受付の対応といった、医療の内容に関わらない事柄は掲載できる場合があります。判断が難しい領域ですので、掲載を検討される場合は制作会社に確認方法を尋ねてください。

Q.AIの回答に引用されるには何をすればよいですか

4つあります。結論を最初の一文に置くこと、条件と数字を省かず書くこと、1つの見出しに1つの問いだけを扱うこと、そして自院でしか書けない情報を書くことです。特に4つ目が重要で、どこにでも書いてある一般論は引用されません。受付で実際に聞かれた質問と、それに対する回答を、そのままの言葉で書くことが最も効果的です。

Q.CREVIAに相談することはできますか

株式会社CREVIA CEO 西田 聖司のもと、熊本県内250社以上の支援実績をもとに、クリニックについても、公開後の運用をAIが継続する形のホームページ制作を支援しています。現在のサイトを拝見したうえで、追記で足りるか作り直しが必要かの判断からご要望に応じて対応します。全国からのご相談に対応可能です。

西田聖司

この記事の監修者

西田 聖司

株式会社CREVIA   CEO(最高経営責任者) / Web業界歴20年以上・累計支援2,000社以上

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