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WordPressで構造化マークアップを設定する方法|プラグインでできること・できないこと、手動JSON-LD実装の手順まで解説
「WordPressで構造化マークアップを設定したいが、プラグインで全部できるのか手動作業が必要なのかわからない」「header.phpを触るのが不安」「どこにコードを貼ればいいのかわからない」
この記事では、WordPressで構造化マークアップを設定する方法を、プラグイン対応と手動JSON-LD実装に分けて具体的な手順で解説します。コードが苦手な方でも迷わず進められるよう、画面の操作手順・貼り付け場所・注意点までまとめています。
この記事でわかること
- WordPressプラグイン(Yoast SEO・RankMath)で対応できるタイプとできないタイプ
- Yoast SEO・RankMathでの構造化データの設定手順
- 手動JSON-LD実装の3つの方法と使い分け
- header.phpへの安全な追記手順(子テーマの使い方)
- カスタムHTMLブロックを使った記事・固定ページへの追加方法
- プラグイン経由でheadタグに挿入する方法
- 実装後の確認方法とよくあるミス
本記事の構成
1. まず確認|プラグインでできること・できないことの全体像
― 「プラグインで全部できる」は誤解。まずここを理解する ―
WordPressで構造化マークアップを実装する方法は大きく2つあります。①SEOプラグインの設定画面から行う方法と、②JSON-LDコードを手動で記述する方法です。多くの方が「プラグインを入れれば全部対応できる」と思いがちですが、プラグインでカバーできるタイプは限られています。
| 構造化データのタイプ | Yoast SEO | RankMath | 手動実装 |
|---|---|---|---|
| Article(記事・ブログ) | ◎自動 | ◎自動 | △不要 |
| BreadcrumbList(パンくず) | ◎自動 | ◎自動 | △不要 |
| FAQPage(よくある質問) | ○ブロック | ○ブロック | ○推奨 |
| WebSite・WebPage | ◎自動 | ◎自動 | △不要 |
| LocalBusiness(店舗・会社) | ✕非対応 | △一部のみ | ◎必須 |
| Product(商品) | ✕非対応 | ○設定あり | ◎必須 |
| Event(イベント) | ✕非対応 | ✕非対応 | ◎必須 |
| JobPosting(採用情報) | ✕非対応 | ✕非対応 | ◎必須 |
| HowTo(手順) | ✕非対応 | ○設定あり | ◎必須 |
来店型ビジネス・イベント開催・採用情報掲載など、多くの中小企業に必要なタイプがプラグインでカバーされていません。「プラグインを設定した=完了」ではなく、必要なタイプに合わせた手動実装を組み合わせることが重要です。
2. Yoast SEOでの構造化データ設定手順
― 自動出力される設定と手動で補う設定を理解する ―
STEP 1|組織情報(Organization)の設定
Yoast SEOはインストールするだけでWebSite・WebPage・BreadcrumbList・Articleを自動出力しますが、会社・組織の情報は手動で入力する必要があります。
WordPress管理画面 → 「SEO」(Yoastメニュー) → 「設定」 → 「サイトの表現」
① 「組織」を選択
② 組織名・ロゴ画像を入力
③ ソーシャルプロフィール(Instagram・X等)のURLを入力
④ 「変更を保存」をクリック
STEP 2|FAQブロックの追加(Yoast FAQ Block)
Yoast SEOを有効化すると、Gutenbergエディターに「Yoast FAQ Block」が追加されます。このブロックを使ってFAQを追加すると、自動でFAQPageの構造化データが出力されます。
記事・固定ページの編集画面 → ブロック追加(+ボタン) → 「Yoast FAQ」を検索・選択
① 質問文と回答文を入力
② 質問を追加したい場合は「質問を追加」をクリック
③ 更新・公開するとFAQPageの構造化データが自動出力される
STEP 3|各記事のスキーマタイプの設定
Yoast SEOでは、記事・固定ページごとにスキーマタイプを個別に設定できます。
記事・固定ページの編集画面 → 右サイドバーの「Yoast SEO」パネル → 「スキーマ」タブ
① 「このページは何ですか?」でページタイプを選択(WebPageなど)
② 「このコンテンツは何ですか?」でコンテンツタイプを選択(Article・FAQPageなど)
③ 変更を保存
3. RankMathでの構造化データ設定手順
― Yoast SEOより設定項目が多く、スキーマ管理がしやすい ―
STEP 1|基本設定(一般設定)
WordPress管理画面 → 「Rank Math」 → 「一般設定」 → 「ローカルSEO」
① ビジネスタイプを選択(LocalBusiness・Organization等)
② 会社名・住所・電話番号・営業時間を入力
③ ロゴ画像を設定
④ 「変更を保存」をクリック
STEP 2|スキーマジェネレーターでの設定
RankMathには各記事・固定ページに対してスキーマを追加できる「スキーマジェネレーター」機能があります。
記事・固定ページの編集画面 → 右サイドバーの「Rank Math」パネル → 「スキーマ」タブ → 「スキーマジェネレーター」をクリック
① 追加したいスキーマタイプを選択(FAQ・HowTo・Product等)
② 各フィールドに情報を入力
③ 「スキーマを保存」をクリック
STEP 3|FAQブロックの追加(RankMath FAQ Block)
記事・固定ページの編集画面 → ブロック追加 → 「Rank Math FAQ Block」を選択
① 質問文と回答文を入力(HTMLタグも使用可)
② ブロック設定でリストスタイルを選択
③ 更新・公開するとFAQPageの構造化データが自動出力される
4. 手動JSON-LD実装|方法A:header.phpへの追記
― 全ページ共通のスキーマ(Organization等)に適した方法 ―
全ページに共通して出力したい構造化データ(OrganizationやWebSiteなど)は、テーマのheader.phpに追記することで全ページに一括適用できます。ただし必ず子テーマを使用してください。
【重要】子テーマを使わないと上書きされる
親テーマのheader.phpを直接編集すると、テーマをアップデートした際に変更内容が消えてしまいます。以下の手順で子テーマを作成・有効化してから作業してください。
① WordPress管理画面 → 「外観」→「テーマ」→「新しいテーマを追加」
② 「Child Theme Configurator」プラグインをインストール・有効化
③ ツール → Child Themes → 親テーマを選択 → 子テーマを作成
④ 外観 → テーマ → 子テーマを「有効化」
header.phpへのJSON-LD追記手順
WordPress管理画面 → 「外観」→「テーマファイルエディター」
① 右側の「テーマファイル」から子テーマのheader.phpを選択
② </head> タグを探す
③ </head> の直前にJSON-LDの<script>タグを貼り付ける
④ 「ファイルを更新」をクリック
<!-- この直前に貼り付ける --> <script type="application/ld+json"> { "@context": "https://schema.org", "@type": "Organization", "@id": "https://example.com/#organization", "name": "会社名", "url": "https://example.com" } </script> </head>
セキュリティプラグインやwp-config.phpの設定によってテーマファイルエディターが無効化されている場合があります。その場合はFTPソフト(FileZillaなど)またはレンタルサーバーのファイルマネージャーから直接ファイルを編集してください。
5. 手動JSON-LD実装|方法B:カスタムHTMLブロックへの追記
― 特定ページのみに使うスキーマに最適・最も手軽な方法 ―
特定の記事・固定ページだけに適用したい構造化データ(そのページ固有のFAQ・Event・Productなど)は、GutenbergエディターのカスタムHTMLブロックを使って追記するのが最も手軽で安全な方法です。テーマファイルを触る必要がありません。
カスタムHTMLブロックへの追記手順
記事・固定ページの編集画面 → ブロック追加(+ボタン) → 「カスタムHTML」を選択
① ブロック内にJSON-LDの<script>タグごと貼り付ける
② ブロックは記事の末尾(FAQセクションの後など)に配置する
③ 更新・公開する
<!-- カスタムHTMLブロックに貼り付ける内容 --> <script type="application/ld+json"> { "@context": "https://schema.org", "@type": "FAQPage", "mainEntity": [ { "@type": "Question", "name": "質問文", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "回答文" } } ] } </script>
記事ごとに異なるFAQ / 特定ページのみのイベント情報 / 商品ページのProduct情報 / ページ固有のHowTo
カスタムHTMLブロックはページのbodyタグ内に出力されます。headタグへの挿入が推奨される一部のスキーマでは方法Aまたは方法Cを使用してください。
6. 手動JSON-LD実装|方法C:プラグイン経由でheadタグに挿入
― テーマファイルを触らずにheadタグに追加できる最も安全な方法 ―
「header.phpを触るのは怖い」「子テーマの作成が手間」という場合は、「Head, Footer and Post Injections」などのプラグインを使うことで、テーマファイルを変更せずにheadタグへJSON-LDを挿入できます。
「Head, Footer and Post Injections」を使った手順
① WordPress管理画面 → プラグイン → 「Head, Footer and Post Injections」をインストール・有効化
② 設定 → 「Header and Footer」を開く
③ 「HEAD」欄にJSON-LDの<script>タグを貼り付ける
④ 「Save」をクリック
3つの方法の使い分けまとめ
| 方法 | 適したスキーマ | 難易度 | 安全性 |
|---|---|---|---|
| A:header.php編集 | 全ページ共通(Organization等) | 中 | 子テーマ必須 |
| B:カスタムHTMLブロック | ページ固有(FAQ・Event等) | 低(簡単) | 高 |
| C:プラグイン経由 | 全ページ共通(headタグ挿入) | 低(簡単) | 高 |
7. 実装後の確認方法とよくあるミス
― 「貼り付けた」だけで終わりにしない。必ず検証する ―
実装後の確認手順
GoogleリッチリザルトテストにURLを入力 → エラー・警告がないかを確認 → 対応するリッチリザルトの種類を確認
Search Console → URL検査 → 対象ページのURLを入力 → 「インデックス登録をリクエスト」をクリック → Googleのクロールを促す
Search Console → 「拡張」セクション → 各タイプ別のエラー数・有効数を確認 → エラーがあれば内容を確認して修正
WordPressでよくある実装ミス5選
同じタイプの構造化データが重複出力され、Googleに正しく認識されません。SEOプラグインは必ず1つだけ有効化してください。
JSON形式はカンマ・波括弧・角括弧の一つが欠けるだけでエラーになります。リッチリザルトテストで必ず検証してください。
FAQPageに記述した質問・回答がページ上に表示されていないとガイドライン違反になります。構造化データはページ内容を「要約・補足」するものです。
テーマのアップデートで上書きされ、追記したJSON-LDが消えてしまいます。必ず子テーマを使用してください。
「貼り付けた」だけで確認しないと、エラーが出ていてもリッチリザルトが表示されないまま気づかないケースが多いです。必ずリッチリザルトテストで確認してください。
8. CREVIAの構造化マークアップ実装サービス
― 設定が不安・手間をかけたくない方はプロにお任せください ―
「手順はわかったが自分でやるのは不安」「LocalBusinessやEventなど手動実装が必要なタイプを正確に設定してほしい」という場合は、CREVIAにお任せください。WordPressへの実装から検証・エラー対応まで一括対応します。
現在のサイト環境を確認し、プラグイン設定+手動JSON-LDで必要なタイプをすべて実装。実装後の検証・エラー対応まで含みます。
制作段階からSEO設計と一体で構造化マークアップを組み込むため、後付けより効率的・高品質な実装が可能です。
構造化マークアップの実装をSEO対策・GEO対策(AI検索最適化)と組み合わせた戦略設計から対応します。
「自社のWordPressサイトに正しく実装されているか確認してほしい」
現状のサイトで構造化データが正しく出力されているか・不足しているタイプがないかを無料で確認します。
9. よくある質問(FAQ)
構造化マークアップの実装・ご相談はCREVIAへ
「自分で設定したが正しくできているか不安」「LocalBusinessやEventなど手動実装が必要なタイプをお任せしたい」「SEO対策・GEO対策とまとめて依頼したい」など、どの段階でもお気軽にご相談ください。
熊本・全国対応|構造化マークアップ・SEO対策・GEO対策・ホームページ制作
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