開業日にホームページを公開するなら、公開後に検索でどう見つけられているかまで考えておきたいところです。CREVIAが紹介する法律事務所の事例では、開業と同時にホームページを公開し、サイト全体の平均掲載順位が20.4位から2か月で3.4位になりました。その後も3〜4位台だったと記されています。事例欄に挙がるサービスは、ホームページ制作とSEO対策です。
ここでいう3.4位は、特定の検索語の順位や問い合わせ件数を示す数字ではありません。事例の変化を自分の事務所の見込みとして扱う前に、掲載すべき情報と公開後に見る指標を分けて考えることが大切です。開業前の情報確認、公開直後の点検、検索記録を使った改善の考え方を順に整理し、制作と運用について相談するときに確かめたい範囲まで見ていきます。
SECTION 01
開業と同時に公開した法律事務所で、何が変わったか
CREVIAが紹介する法律事務所の事例では、開業と同時にホームページを公開したとされています。開業に合わせてサイトを用意したい場合、まず押さえたいのは、公開の時期と、公開後に示された数値が何を測ったものかです。事例の法律事務所がどこにあり、何日に公開したかまでは分かりません。
20.4位から3.4位になった対象
事例に示された変化は、サイト全体の平均掲載順位が20.4位から2か月で3.4位になったというものです。特定の相談分野を探す検索語が3.4位になった、という意味ではありません。自分の事務所の公開後の状況と比べる際も、まず「サイト全体」という対象をそろえて読む必要があります。
開業日に合わせて比較する前に
公開日に間に合わせる準備を考えることと、公開後の順位を評価することは分けて考えます。この事例から確認できるのは、開業と同時に公開したこと、およびサイト全体の平均掲載順位について報告された2か月間の変化です。自分の事務所では公開日を記録し、どの期間の数値を見るのかを先に決めておくと、後から比較の起点を取り違えにくくなります。
開業時に公開した事例として参考にしつつ、20.4位と3.4位はサイト全体の平均掲載順位として読みます。日付や個別の検索語の順位まで、この数字から補って判断しないことが大切です。
SECTION 02
3.4位は、どの範囲の順位を示すか
3.4位という数字を見たときは、まず何の順位かを確かめてください。この事例で示されているのは、法律事務所のサイト全体の平均掲載順位です。相談分野や地域名を含む、ある一つの検索語で3.4位に表示されたことを示す数値ではありません。
特定の相談を探す人の検索語とは分ける
たとえば自分の事務所で扱う相談分野について検索される場面を考えるなら、その検索語の状況は別に確かめる必要があります。サイト全体の平均だけを見て、その言葉で探す人にページがどう表示されるかを決めつけることはできません。比較資料を用意するときも、「サイト全体」と「個別の検索語」を同じ順位として並べないようにします。
相談の成果を判断するには別の記録が要る
公開後の確認では、検索上でどう見えているかを知りたいのか、相談の状況を知りたいのか、問いを分けると判断しやすくなります。この事例に示された平均掲載順位だけでは、個別の検索語の順位も問い合わせ件数も確認できません。自分の事務所で相談の状況まで確かめたいなら、検索の記録とは別に、実際の受付記録を確認することになります。
3.4位はサイト全体の平均掲載順位です。特定の検索語での表示状況や問い合わせの成果を知るには、それぞれ対象に合った記録を確認してください。
SECTION 03
2か月後も3〜4位台という記述をどう読むか
事例には、2か月でサイト全体の平均掲載順位が3.4位になった後も、3〜4位台を保っていると記されています。したがって、3.4位という一時点の数字だけでなく、その後についても順位帯の説明がある事例として読めます。ただし、ここで述べられているのもサイト全体の平均掲載順位です。
「その後」に含まれる期間は分からない
「その後も」という表現から、何か月間、あるいは何年にわたり同じ順位帯だったかを特定することはできません。観測を終えた日付も示されていないため、現在まで続いている状態として扱うのは避けます。自分の事務所で経過を振り返るときには、「公開から2か月後」と「それより後」を分け、記録のある期間だけを説明するのが適切です。
自分の記録では観測した期間を明記する
開業後の検索状況を定期的に見直すなら、いつからいつまでの数値なのかを結果と一緒に残しておくと、短い期間の変化と、その後の状況を区別できます。一定の順位帯が見えた場合も、その範囲を確認した期間に限って説明します。この事例の記述を、自分の事務所でも同じ期間で同じ順位になるという見通しに置き換えないようにしましょう。
SECTION 04
事例欄に挙がるサービスは何か
法律事務所の事例欄には、サービス名としてホームページ制作とSEO対策が挙がっています。開業に合わせたサイトの準備と公開後の検索状況を考える読者には、両方の名前が並んでいる点が目に留まるでしょう。ただし、名称の記載だけで、当該事務所が契約した作業の内訳までは分かりません。
サービス名と実際の担当作業は別に確かめる
制作について相談するなら、掲載する情報の準備、ページの作成、公開後の修正を誰が担当するのかを確認すると、開業前後の作業を整理しやすくなります。SEO対策についても、何を対象に、どの期間の状況を確認し、結果をどう共有するのかを質問するとよいでしょう。これらは依頼前に確かめたい項目であり、事例の事務所で実施された作業を示すものではありません。
見積もりでは公開前後の境目を明確にする
開業前の制作だけを依頼したい場合と、公開後の検索状況の確認も相談したい場合とでは、聞くべき範囲が変わります。相談時には希望する公開時期と、公開後にどのような確認をしたいかを伝え、担当範囲と料金をそれぞれ確かめてください。事例に並ぶ二つの名称を、そのまま自分の事務所向けの契約内容として受け取らないことが重要です。
SECTION 05
公開前に、事務所のどの情報を確定するか
開業に合わせて公開するなら、まず事務所自身が掲載内容の正確さと公開してよい範囲を決めます。相談を考える人が見たい情報でも、受付体制が固まっていないまま掲載すると、実際の案内と食い違うおそれがあります。以下は自分の事務所で検討するための項目であり、紹介された法律事務所のサイトに掲載されていた項目ではありません。
相談前に必要な情報を実際の体制と照らす
公開前には、次の項目を担当者に確認します。
- 事務所名と所在地は、公開時に案内する表記で確定しているか。
- 相談分野の説明は、実際に扱う業務の範囲と一致しているか。
- 受付方法と受付できる時間帯は、運用する担当者と合意できているか。
- 未確定の内容を、確定事項のように掲載していないか。
相談分野は幅広く書けばよいわけではありません。扱わない相談まで受け付けるように読める表現は避け、公開する説明を実際の業務に合わせます。受付方法も、利用者が取れる行動として案内できる状態になってから記載すると、公開後に案内を直す必要が生じにくくなります。
SECTION 06
公開直後は、利用者が必要な情報へ進めるか
公開直後は、ページが見えるかだけでなく、相談を考える人が必要な情報まで進めるかを自分のサイトで確かめます。公開前に決めた内容が、各ページで同じように案内されているかも見直してください。ここで挙げる確認は読者の事務所向けの手順であり、紹介された法律事務所が実施した作業や順位変化の理由を示すものではありません。
相談の入口から受付案内までたどる
利用者の動きを想定して、次の順に確認します。
- 最初に開くページから、相談分野の説明へ迷わず移動できるか。
- 相談分野の説明から、所在地や受付方法を見つけられるか。
- ページごとに異なる事務所名や受付案内が残っていないか。
- 表示される受付方法が、実際に対応する方法と一致しているか。
たとえば相談分野のページは読めても、そこから受付方法が分からなければ、利用者は次の行動を選びにくくなります。逆に受付案内へ進めても、ページによって対応する相談の説明が異なれば、どの案内を信じればよいか迷います。見つけにくい場所や食い違いを見つけたら、実際の業務・受付体制を確認してから表示を直します。
SECTION 07
検索記録では、まず何を見ればよいか
検索された言葉と表示の状況を並べて見る
公開直後に利用者から見たページを点検したら、次は検索の記録を見ます。CREVIAは一般的なSEO対策の進め方として、Google Search Consoleで検索語ごとの表示回数や順位を読むと説明しています。まず、どのような言葉でページが表示されているかを確かめれば、用意した情報と実際の検索との接点を考える材料になります。
検索語だけを抜き出さず、その言葉で何回表示されたか、どの順位で表示されたかを一緒に見てください。表示回数が少ない言葉の順位だけに目を向ける場合と、繰り返し表示されている言葉の順位を見る場合とでは、次に考えることが異なります。たとえば開業時に用意した業務案内については、関係する検索語が記録に現れているかを見てから、見直す必要があるかを検討できます。
SECTION 08
改善するページの順番をどう決めるか
表示されている言葉から、見直すページを選ぶ
検索の記録が取れたら、すべてのページを同時に直すのではなく、先に見るページを選びます。CREVIAは一般的なSEO対策について、表示されているのに順位が低い言葉や、クリックが少ない言葉を手がかりに、優先して改善するページを決めると説明しています。言葉と関連するページを並べておくと、どこを見直すかを話し合いやすくなります。
たとえば業務案内に関係する言葉が表示されていても順位が低いなら、その案内ページを先に読む候補にできます。クリックが少ない言葉についても、まず表示されている言葉と対応するページを確かめ、訪問者が探す情報を見つけやすいかを検討します。数字だけで修正内容を決めず、該当ページに何が書かれているかを合わせて見ることが大切です。
SECTION 09
公開後の見直しは、どのように続けるか
見直した後の記録を、次の判断につなげる
改善するページを決めても、その時点で確認を終える必要はありません。CREVIAはSEO対策の一般的な運用として、「調べる・決める・整える・確かめる」の四つを毎月繰り返すと説明しています。何を見て変更を決めたかを残し、整えた後に再び状況を確かめる流れとして捉えると、次の月に検討することが明確になります。
公開後の見直しを考える際は、次の順番で問いを整理できます。
- 調べる:今、どのような状況にあるかを把握します。
- 決める:今回、どこを見直すかを選びます。
- 整える:選んだ箇所について、必要な情報を検討します。
- 確かめる:見直した後の状況を確認し、次の判断につなげます。
この流れは、変更したことと、その後に観測したことを分けて考えるためにも役立ちます。ただし、法律事務所の事例で同じ工程が毎月行われたかは分かりません。事例の順位変化だけから、実施した作業やその効果を特定しないようにします。
SECTION 10
自分の事務所も2か月で同じ順位になるか
事例の「2か月」を予定表に当てはめない
法律事務所の事例では、サイト全体の平均掲載順位が20.4位から2か月で3.4位になっています。これはそのサイトについて示された経過であり、特定の検索語が3.4位になったことや、別の事務所でも2か月で同じ順位になることを意味しません。開業日に公開する予定を立てるときも、この数字を自分のサイトの到達予定として置かず、公開後に何を確認するかを考える材料にしてください。
CREVIAは、検索順位が変わる時期は業種、地域、現在のサイトの状態によって異なると説明しています。同じ法律事務所でも、扱う業務や対象とする地域、既存サイトの有無と状態を整理したうえで、見通しを相談する必要があります。新しく公開するサイトと既存ページを見直すサイトを、事例の経過だけで同じ条件として扱うことはできません。
相談前には、自分の事務所が扱う業務、届けたい地域、すでに公開しているページの状態を書き出しておくと、前提を伝えやすくなります。その条件でどの指標を確認し、いつ見直しを検討するかを尋ねてください。事例の測定期間の具体的な日付や集計条件も分からないため、20.4位から3.4位への変化を、他のサイトの期間や数値とそのまま比べないことが重要です。
SECTION 11
制作とSEO対策の相談で、何を確認するか
公開前の準備と公開後の役割を分けて相談する
法律事務所の事例欄には、サービス名としてホームページ制作とSEO対策が挙がっています。ただし、その表示だけでは、両者をどのような契約範囲で扱ったか、誰がどの作業を担当したか、料金がいくらだったかは分かりません。自分の事務所については、開業までに用意する情報と、公開後に確認したいことを分けて伝えるところから始めましょう。
相談時には、次の項目を自分の条件に照らして確かめると整理しやすくなります。
- 公開まで:扱う業務や事務所の基本情報について、何を用意し、制作のどこまでを依頼するか。
- 公開後:検索のどの指標を、どのように確認したいか。
- 作業範囲:ページの見直しや継続的な確認について、依頼先と事務所の役割をどう分けるか。
- 見積もり:希望する制作・運用の範囲を伝えたうえで、個別の費用と条件をどう確認するか。
CREVIAのホームページ制作案内では、制作と公開後の運用範囲が案内されています。自分が必要とする内容を整理する入口として確認できますが、それによって法律事務所の事例の契約内容が分かるわけではありません。希望する公開時期と現在用意できている情報を添えて、必要な範囲を具体的に相談してください。
個別の作業範囲や見積もりは、CREVIAのお問い合わせ案内を通じて確認できます。開業予定、扱う業務、既存サイトの有無に加え、公開後に確かめたい指標を伝えれば、何について回答を求めているかが明確になります。事例の数値を自分の目標値として依頼するのではなく、自分の条件で何を進め、どう確かめるかを相談しましょう。
SUMMARY
確認する5つの項目
- 01
開業と同時に公開した法律事務所で、何が変わったか
- 02
3.4位は、どの範囲の順位を示すか
- 03
2か月後も3〜4位台という記述をどう読むか
- 04
事例欄に挙がるサービスは何か
- 05
公開前に、事務所のどの情報を確定するか
FAQ
よくある質問
Q3.4位は、事務所名で検索したときの順位ですか?
Qこの事例から、問い合わせが増えたと判断できますか?
Qホームページ制作とSEO対策は、必ず一つの契約に含まれますか?
Q開業日までに、相談受付の案内も確定させる必要がありますか?
Q検索で表示されてもクリックが少ない場合、何を確認しますか?
Q開業時に公開すれば、2か月後には同じ順位を見込めますか?
運営者
CREVIA




